家の庭の小松菜が巨大になりました。こぼれ種からいつの間にか芽がでてここまで大きくなりました。本来植えた所は元気に育ってないんです。
そんなもんですよね。
大きく育ち過ぎてあまり食べる気がしないので放置していましたが、ちょっと試してみたくなりました。
葉っぱが硬そうなのでスムージーにすればよいと思い、
葉っぱ2枚と冷凍バナナ、ブルーベリー、パルプ入りココナッツミルクです。
気のせいか飲み終えたら少しだけ気分がすぐれないような・・・
アジサイの隣にあるのでアジサイの毒が関係しているのではないかと思いましたが、土にアジサイの毒は影響しないとの事です。
そして、分かった事は硝酸態窒素というのがあり小松菜、ほうれん草、チンゲン菜、レタスなどの葉物野菜に多く含まれているそうですが、それが過剰になっている野菜は摂り過ぎに注意しなければいけない。
植物は、土から栄養分の窒素を硝酸塩やアンモニウム塩の形で根から吸収し、これと炭水化物からアミノ酸やタンパク質を合成します。
窒素を多く含む土壌で育つ野菜は大きく育ちますが、窒素が過剰に含まれる野菜は虫達が好むのです。そして病気にもなり易いです。
野菜自体の色も窒素が過剰に含まれると緑色が濃くなります。(野菜が窒素を消化しきれずに残ってしまう) 日光が十分に当たらなかったりすると、吸収された硝酸塩はアミノ酸、タンパク質に合成されないで野菜に残留する。
恐らく、家の庭の小松菜は硝酸態窒素が過剰に含まれるのです。大きく育ち、色も濃く、虫に食われて小さい穴が無数に開いている状態ですから。 そして朝採りでしたから一番多く窒素が含んでいる状態でした。(朝採りの野菜は夜に吸い上げた窒素分を、光合成する間がなく硝酸塩が残留する為)
胃の中で亜硝酸に還元されアミンと結合すると、ニトロソアミンいう強力な発ガン物質になり ます。中毒値に達したニトロソアミンは遊離基を放出しインスリンの生成を阻害するため糖尿病を引き起こす可能性がある。ニトロソアミンの生成を阻害するビタミンCを含む食品と摂取するとよい。(小松菜にはビタミンCが含まれる)
赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素を運べないメトヘモグロビンが多い状態になるメトヘモグロビン血症を起こし体の臓器が酸素欠乏状態になる。(乳幼児にみられるブルーベビー症候群と呼ばれているが大人、乳幼児以外の子供にはあまり心配する事は無い)
硝酸塩を含むと苦味、エグ味、渋味としてあらわれる。
水溶性の硝酸塩は茹でたり、漬物にすると半分近く減るということです。
硝酸塩を多く含む野菜・・・セロリ、ビーツ、アルグラ、ほうれん草、その他の根菜類。
一方で硝酸塩を1日に225mg摂るとよいと勧めている人もいます。
理由は・・・
・健康な人が硝酸塩を普通に摂取することによって弊害が起こる事についての証拠が乏しい事。
・高血圧の人に対して血圧の上昇を抑制する可能性がある事。
・健康的な地中海沿岸の食習慣には硝酸塩を含む野菜、果物を摂取している事。
・最近の調べで身体が硝酸塩を利用している事が分かってきた。心循環系を健康に保つ、免疫機能に欠かせない役割をしている、運動機能に関与しているなど。
ついでに
小松菜をスムージーにすると辛くなるのはなぜか?
それは・・・
小松菜の辛み成分であるアリルイソチオシアネート(カラシ油)はイソチオシアネート(=グルコシノレート)という成分が植物の細胞膜がすりおろしたり、咀嚼等によって破壊され、細胞内の酵素(ミロシナーゼ)で加水分解されることによって生成されるためです。
スムージーにした場合、すぐに飲めば辛さは少ないですがちょっと時間を置いてしまうと辛くなるのはこの為です。 確かに時間をかけて飲んでいると後の方が辛みを感じます。それを飲みきれず数時間放置しておくと辛み成分は揮発するので辛みは感じなくなります。
この辛み成分はワサビ、ブロッコリー、大根などのアブラナ科の食物に含まれます。特に春の蕾に多く含まれるそうです。 この成分は植物が若い時期に多く含むもので、夏に育つ野菜は成長が速いのでこの辛み成分が多く含まれます。 解毒作用、抗酸化作用、抗菌作用、がんや血栓の予防に働きます。
小松菜の栄養素はカルシウム、カリウム、ビタミンA、C、K、鉄など
以上の事を踏まえて
我が家の庭の硝酸塩を多く含む可能性のある小松菜はどうしたらいいのか?
硝酸塩はいろんな野菜、果物に含まれますのでそれほど神経質にならなくてよさそうです。量の問題ですので生食の場合は収穫するのは夕方にして、少量の小松菜とビタミンCを含む果物と一緒に摂る。もしくは茹でたり漬物にしていただくのがよいのではないでしょうか。
気分が悪くなったのは何が原因かは分かりませんが硝酸塩を含む野菜に意識していこうと思います。
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