Monday, June 3, 2013

ロースプラウテッドハモス ~Raw Sprouted Hummus~

フムスとかフームスとかハマス・・・昔どこかのカフェでハンモスとかフンモスってメニューに書いてあったりして、面白い方向へ行っちゃてる場合もある中東の食べ物です。

イスラエス人の発音からいうとハモスに聞こえ、英語で聞くとフムスとハマスの中間な気がします。なので中東のお料理なので私は日本語で言うならハモスが良いと思っています。



一般的なのは、ひよこ豆を加熱してから作るハモスですが今回はローで発芽させてから作りました。
豆類は発芽させてあってもあまり生で食べない方が良いという意見もありますが、豆の種類と発芽期間によると思います。
浸漬、発芽させる事によって栄養素(たんぱく質、糖質、ビタミン、ミネラル、)が増す事が分かっていますので、適切に発芽させて摂取すれば栄養価の高く、酵素を多く含むのでデトックス効果の高いダイエットです。



お味は・・・水分が少ないせいもありますが濃厚でなぜか少しチーズっぽい発酵臭がしました。
ナッツとリジューべラックで作った時のチーズの味を思い出しました。



材料はよくある感じのです。
発芽ひよこ豆(多分4日目頃)
タヒニ
レモン絞り汁
ガーリック
オリーブオイル
シラントロ



・・・・・・・・・・・・・・・・・豆のスプラウトに関して調べました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

豆類に含まれるアンチニュートリエンツ(栄養素の吸収を阻害する物質)で一般的に知られている、
プロテアーゼインヒビター、アミラーゼインヒビター、トリプシンインヒビター、フィチン酸、ポリフェノール化合物などは浸漬し発芽をさせる事によって大幅に減少するので食べても問題ないレベル。

浸漬24時間でトリプシンインヒビターの減少は・・
ソラ豆 100%
レンティル 93%
ムング豆 66%
ひよこ豆 59%

※発芽させてもひよこ豆を食べない方がいいという意見があるのはこの部分が一つの理由かもしれません。


浸漬時間目安
ひよこ豆 12~18時間
ムング豆、小豆、レンティル 8~14時間

■注意する事

・豆類にはアルカロイドであるフィトヘマグルチニン(たんぱく質のレクチンの一種)が含まれていて、いんげん、特にレッドキドニーには多く含まれていて発芽させても食べない方がよい。

・アルカロイドは動物に食べられないようにする為に自らを防御する為に発芽してからも増え、発芽6日目頃まで存在する。

・ソラマメ、ピントビーン、ブラックビーンなどの大きめの豆は発芽させてもおいしくない上に酵素抑制物質が発芽させた後でも存在するので加熱して食べた方が良い。

・大豆は十分に発芽させれば理論上食べられますが、あまり食べない方が良い。

・緑豆が一番消化が良くガスが発生にくく、小豆もムング豆に同じ位で消化が良い。

・レンティルは消化しづらく、茶レンティルはガスが沢山発生する。


・4~8日以上発芽させて食べるようにする。(十分発芽させる事によってアルカロイドなどの自然毒が減少する。)

・食べる都度、表面についている糖分を流してから食べる事。

・1日の摂取は500g以下にする。

・ジンジャー、ターメリックと一緒に摂ると消化を助ける。

今回のスプラウトは豆についてですが、いつか種のスプラウトもまとめたいと思います。

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