Wednesday, March 27, 2013

コンブチャスコービーとビネガーマザーの違い

【コンブチャスコービー】と【ビネガーマザー】
二つのセルロースの塊がとても見た目がそっくりなので疑問に思い調べてみました。

『SCOBY』とは Symbiotic Culture/Colony Of Bacteria and Yeast の頭文字を表しています。
コンブチャマザー、ビネガーマザー、サワードウ、ヨーグルト菌など発酵ものの元になるものをそう呼びます。
※コンブチャとビネガーのマザーはスコービーであるし、どちらもマザーと呼んでいいのだと思いますが、ビネガースコービーという呼び方は検索してもあまりなかったですので、とりあえずコンブチャスコービー、ビネガーマザーと呼びたいと思います。
青色02号
二つともアップルサイダービネガーマザー。


『似て非なる物』
本来、両者は異なる物の筈ですが・・・

両者とも酢酸菌(グルコンアセトバクター・キシリナム)が働いてコンブチャになるかビネガーになるかだそうです。

糖分がアルコールを発生させ、そのアルコールを酢酸菌(グルコンアセトバクター・キシリナム)が酢酸に変える。

その糖分の部分がグルコース(ぶどう糖)なのか果糖なのかの違いで出来上がる成分に違いが出るのだそうです。

簡単に違いをまとめると・・・
【コンブチャ】
セルロースの物質である酢酸菌(グルコンアセトバクター・キシリナム)がグルコースをグルコン酸に変えます。
コンブチャの成分は3つで 酢酸、果糖、グルコン酸
青色02号
8ヶ月前、コンブチャマザーを嫁に出した時の残りの欠片をやり場に困りただ放置していたら、こんなになっていました。その間は棚に置きっぱなしで、さっき気になって匂ってみたら酢になっているようです。

このセルロースで人工皮革が作れるそうですよ。



【アップルサイダービネガー】
グルコースではなく果糖なのでグルコン酸はできません。
セルロースの物質である酢酸菌(グルコンアセトバクター・キシリナム)とバクテリアが酢酸を生産します。
アップルサイダービネガーの成分は2つで酢酸、果糖

※違いはビネガーにはグルコン酸が入っていないだけです。
青色02号
こちらはアップルサイダービネガーマザー。

『似て非なる物』のはずですが・・・
以前にも触れましたがビネガーマザーをぶどう糖を入りの甘いお茶に入れておけばコンブチャができるそうです。市販のコンブチャやスターター替わりにしなくとも市販の非加熱のマザー入りのお酢で代用できるなんて面白いですね。

その他アルコールに入れたら酢が出来るので、ワインに入れたらワインビネガーができます。

確かナタデココも酢酸菌で出来ますから、これを使ってナタデココができるのかもしれない?リサーチしてないので分かんないですけど・・・とにかく酢酸菌はすごいです。















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